■水菜は京野菜のひとつ
水菜は、京野菜の代表的な野菜としても知られています。
水菜は、京都で古くから栽培されてきた漬け菜の一種で、葉っぱの形が似ているので「柊菜」と呼ばれたり、
その葉っぱの枝分かれしている様から「千筋菜」と呼ばれたりします。
また、京野菜なので関東では「京菜」と呼ばれることもあります。
京野菜は、歴史のあるものが多いですが、この水菜も例外ではありません。
江戸時代の1683年頃の文献に、水菜の記述があったそうですから、
水菜は300年以上の歴史のある野菜なのです。
京野菜ということもあり、元々は主力の消費地は京都がほとんどでした。
近年、壬生菜やチンゲン菜といった青菜の価格が上昇してきたという背景もあり、
それに代わる野菜として水菜が注目されたため、全国的に普及するようになったのはここ数年のことです。
埼玉県の農家が水菜のハウス栽培に力を入れるようになって、
それから関東地方でも水菜の生産量が増加していったようです。
産地は関西圏ではやはり京都産の水菜の生産量がダントツ、関東圏では茨城産の水菜の生産量がダントツです。
全国的に見ると、茨城、埼玉、東京、京都、愛知、山形、福島、滋賀の順で水菜の産地となっているようです。
■水菜の栄養
水菜は、れっきとした緑黄色野菜です。
水菜は、ビタミンC、カロチン、鉄、カルシウムといった栄養素を多く含みます。
中でもビタミンCが多く含まれています。
ビタミンCは、塩漬けの方が茹でるよりも流出は少なくなります。
また、水菜は食物繊維も豊富です。
水菜ポリフェノールは、肌によいそうです。
水菜を使った代表的な料理・はりはり鍋
はりはり鍋は、鯨の肉を使った鍋物です。
「はりはり」という語源は、水菜のしゃきしゃきした食感からきています。
昔鯨の肉が安く手に入った頃に、関西地方の一般家庭で作られていました。
材料は、鯨肉、水菜のみ、というシンプルな料理です。
作り方は、昆布でダシを取った汁に水菜をたっぷり入れて、
鯨肉の脂身のついた部分を薄切りにしたものを入れて煮立たせるというだけ。
後は、ポン酢につけて食べるだけです。
別バリエーションで、酒・醤油・砂糖で味付けして、ダシは入れず水菜から出る水分のみで煮る
というはりはり鍋もあるそうです。
今では、鯨肉が手に入りにくくなったので、鯨肉の代わりに豚肉や鴨肉を使って作る場合もあります。
肉ではなく、油揚げを使って、水菜と油揚げの「きつね鍋」というバリエーションもあるのだとか。
肉は代用がきくけれど、水菜の代用はできないという、水菜ありきの鍋物、それが「はりはり鍋」です。
水菜の簡単レシピ
水菜は、生でも火を通してもOKのバリエーション豊富な野菜です。
一番簡単なのは、火を通さずにできるサラダや和え物でしょうか。
その中からいくつかレシピをご紹介します。
基本の水菜のサラダ
【材料】
水菜
ドレッシング(何でもOK)
【作り方】
水菜は、洗って長さ2〜3cmに切り、水気を切っておきます。
水菜をドレッシングで和えます。
※パプリカやトマト、キュウリ、水にさらした大根やタマネギを入れると彩がぐっと良くなります。
水菜とベーコンの炒め物
【材料】
水菜
ベーコン
塩
胡椒
粉チーズ
【作り方】
水菜は洗って3〜4cmの長さに切り、水気を切っておきます。
ベーコンは1cmぐらいの幅に切ります。
フライパンを熱してベーコンを入れ、カリッとしてきたら水菜を入れて炒めます。
最後に塩コショウで味を調えて、食べる時に粉チーズをかけて出来上がり。
※クルトンがあれば、最後に混ぜると、更に食感がプラスされていい感じですよ。
ササミと水菜の梅和え
【材料】
水菜
鶏ササミ
梅肉
ポン酢
白ゴマ
【作り方】
水菜は軽く湯通しして、3〜4cmの長さに切ります。
鶏ササミは茹でて(蒸してもOK)、氷水で冷やしたら、割いておきます。
ボウルにポン酢を入れ、梅肉を入れて混ぜます。
3に水菜とササミを入れ、和えます。
皿に盛りつけ、白ゴマをふって出来上がり。
水菜の冷製パスタ
【材料】
水菜
パスタ
刺身
マリネ液
レモン汁
オリーブオイル
塩
胡椒
【作り方】
刺身は、マリネ液に漬けておきます。
水菜は洗って3〜4cmの長さに切り、水気を切っておきます。
パスタは、塩とオリーブオイルを入れて茹でます。
パスタが茹で上がったら、水洗いしてザルにあげ、氷水で一度冷やします。
冷やしたパスタと刺身とマリネ液、オリーブオイル、レモン汁を和えます。
最後に水菜を和えて、塩コショウで味を調えます。
※刺身は鯛、サーモン、帆立、カツオなどが合います。
※トマトや水にさらしたタマネギなども合います。
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